【栄養士監修】グルテンフリーの知られざる効果!不調の原因は小麦かも

健康・栄養

「グルテンフリー」最近よく聞くようになりましたよね。

普段からパンやパスタなどをよく食べているから、自分には関係ないと思っていませんか?

実は小麦(グルテン)がなんらかの不調の原因になっている人は、5人に1人いるともいわれているんです。

あなたの体調不良の原因は、無意識に食べているグルテンかもしれません…。

今回記事ではグルテンアレルギーが及ぼす体への影響や、グルテンフリーの効果について詳しく解説していきます。

 

グルテンフリーとは

グルテンは小麦、ライ麦、大麦など多くの穀物類に含まれるたんぱく質の一種で、グルテンフリーとは「グルテンを含む食品を食べない」食事法のことを意味します。

日本ではあまり浸透していませんが、欧米のレストランやスーパーでは、グルテンフリーと書かれた食品やメニューがあるのが当たり前。

小麦粉アレルギーがある人はもちろん、美容やダイエット、健康目的にグフルテンフリーを実践する人が年々増えているんです。

 

あなたも知らぬ間に小麦顔かも?

出典:instagram @drnigmatalib by Dr. Nigma Talib

小麦類をよく食べる人の特徴は顔がむくみがちなこと。

糖質は水分を溜め込む作用(1gの糖質は3gの水分を溜め込む)があるので、菓子パンやパスタなど高糖質な食べ物をつねに食べている人は、とくに顔がむくみやすいんです。

またグルテンが炎症反応を引き起こすことにより、あご周りに色素沈着やシミがでやすい特徴もあります。

上記に当てはまる人は、小麦を断つことでこれら症状が改善する可能性があります。

 

こんな症状があったら遅延性アレルギーの疑いあり!

グルテンは食品の中でも遅延型アレルギーを起こしやすい食品といわれています。

即時型アレルギーは原因となる食品を摂取後すぐにアレルギー反応を起こしますが、それに対し遅延型アレルギーは原因食品を摂取後、約6時間から24時間後にゆっくり体内で炎症が起こります。

症状も分かりにくいため、原因食品に対し自分がアレルギーだと自覚している人がとても少ないんです。

下記のような症状に思い当たる人は、小麦(グルテン)や乳製品(ガゼイン)にアレルギーがあるかもしれません!

  • 腹部の不快感
  • 便秘や下痢
  • 腸内のガス溜まり
  • ニキビ・発疹・アレルギー
  • 慢性的な疲労感
  • 頭痛
  • 神経過敏
  • うつ症状
  • 注意欠陥障害

このような症状がある人は、試しに2週間程度グルテンを控えることをおすすめします。(具体的な方法は後述します)

 

そもそも小麦はなにが悪い?

小麦などの穀物は何百年も前から食べられてきたものなので、今更体に悪いといわれてもぴんとこないですよね。

実は、穀物自体に問題があるわけではなく、遺伝子組み換えをされた小麦製品に問題があるのです。
というのも、今現在の小麦品種は約25000種類。
そのほとんどが人口的に品種改良されたもので、従来の小麦とは遺伝子構造そのものが異なります。

小麦の問題点は大きく分けて3つ。それぞれ詳しくみていきましょう!

 

グルテンは消化されにくい

小麦(グルテン)の一番の問題点は、消化されにくいグルテンの構造にあります。

グルテンはラテン語でグルー(粘着剤)という意味の通り、粘りのある性質を持っています。

パンやパスタなどがもちもちとした食感になるのはグルテンの成分のおかげ。

美味しさの秘訣でもあるグルテンですが、体にとってはこの粘りこそが問題なのです。

グルテンは腸内で分解されにくいので、未消化のタンパク質が腸内にたまり炎症をもたらします。

グルテンに含まれるグリアジンには腸壁に穴を開ける(腸壁の結合組織を壊す)作用があり、リーキーガット(腸管壁浸漏)を引き起こす原因になるといわれています。

それにより本来、体内に漏れてはいけない未消化のタンパク質や毒素が血液を辿って全身に巡ります。

その結果、免疫が反応し体内に炎症をもたらすことで、セリアック病やグルテン過敏症を引き起こすリスクをあげているのです。

体外に炎症がある部分は、体内にも同じように炎症が起きているということ。

たとえば顔にニキビができる人は、体内に炎症が起こり免疫が反応することでニキビや肌荒れとして体外に現れているのです。

炎症の原因物質を特定すれば、おのずと現在の症状も軽減します。

 

高糖質

小麦は砂糖と並び食品の中でも、もっとも高糖質な食品。

小麦が入ったパンやパスタのGI値(食後血糖値)は食品の中でも、もっとも高い数値を示します。

高GI値の食品は老化を促進するといわれているAGE(終末糖化産物)を多く生成し、体内に炎症を作り、肌のハリや弾力の元になるコラーゲンを破壊し、肌を老化させます。

健康はもちろん、美容の面でも高糖質である小麦は避けるべき食品です。

糖化についての詳しい記事はこちら❤︎

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中毒性がある

グルテンはアミノ酸系列が「モルヒネ」に似ていることから、砂糖同様、中毒性があるといわれています。

グルテンは食べ続けることで遅延性アレルギーを起こす確率が上がるので、パンや、パスタ、うどんなど小麦食品をよく食べるという人は要注意。

グルテンの特性上、食べれば食べるほどやめられなくなるので、意識的に量を減らすことが大切です。

 

グルテンアレルギーなのか確認する方法

体調不良や肌悩みがグルテンのせいかもしれない…。そう思っても判断基準が分からないですよね。

現在、グルテンアレルギーを特定する方法は以下の2つ。

  • 遅延型アレルギーテストを受ける
  • 一定期間グルテンを断つ

それぞれ詳しく解説していきます!

 

アレルギーテストの注意点

「遅延型アレルギー検査」では、原因物質を特定できるだけでなく、アレルギーを引き起こす元の原因である腸内環境(リーキーガット症候群)の程度を知ることができます。

それにより、アレルギー症状や腸内環境への今後の治療法がクリアになるメリットがあります。

ここで注意したいのが、通常の病院で行われる小麦アレルギー検査(食物アレルギー検査)とは全くの別物ということ。

小麦アレルギー検査は、即時型アレルギーかどうかは調べることができますが、遅延型アレルギーについては調べることができません。

原因不明の体調不良や下痢、肌荒れに悩んでいる人は、遅延型アレルギー検査を行っている病院に行くようにしてくださいね。

その際、栄養外来がある専門の病院、もしくは栄養学をしっかり勉強・研究されている医師の元を尋ねるようにしましょう。(医大では栄養学を学ばないため、医師であっても栄養学についての知見がない先生がほとんどです)

 

一定期間グルテンを断つセルフ診断方法

アレルギーを判断するには、遅延型アレルギー検査を受けることがもっとも有効ですが、保険治療対象外なので5万円ほどかかるんです。

なかなか手が出ないですよね…。

まずはセルフチェックで手軽に判断する方法をおすすめします。

 

やり方のポイント

やり方は簡単!

原因物質であるグルテンを約2週間断ち体の変化を観察すること。

 

厳密にいうと、グルテンは味噌や醤油にも微量に含まれています。

ここまで徹底するのは大変なので、まずはパンやパスタ、うどん、粉物(お好み焼き、たこ焼き)など明らかに小麦が含まれる食品をまずは2週間程度断つことをおすすめします。

  • 朝起きれるようになった
  • 疲れにくくなった
  • 肌荒れが治った
  • 頭痛がなくなった
  • 体が軽くなった
  • 便通が良くなった

その間にこのような体の変化があったら、グルテンの遅延型アレルギーを持っている可能性があると判断できます。

次に、2週間グルテンを絶った後に小麦食品を食べてみます。

グルテンに遅延型アレルギーがある人は、ここでなんらかの体のサインがあります。

私の場合は「頭痛」。

以前から悩まされていた偏頭痛の症状がグルテン断ちをしてすぐに消えました。

しかし、久しぶりにパンを食べたらみごとに頭痛とめまいの症状が出たんです。

その時に、自分がグルテンアレルギーを持っていることに気がつきました。

 

そこから本格的にグルテンフリーを実践するようになり

  • 偏頭痛がなくなった
  • 肌のくすみが取れた
  • アゴ周りの肌荒れが治った
  • 朝すっきり起きれるようになった
  • 疲労感が減った

このような嬉しい効果があったんです。

個人的には、高い化粧品を買ったりエステに通うぐらいなら「グルテン」を断つ方が美容や健康面への効果が実感できると思っています。

パンやパスタが好きな人にとってグルテンフリーは、ハードルが高いものと思われがちですが、最近では米粉で作った米粉パンやグルテンフリーのお菓子などもあるので、意外にストレスなく小麦断ちをすることができますよ。

代用品としては

  • オーツ麦
  • 玄米粉
  • 米粉
  • 大豆粉

これらを料理に使えば、グルテンフリー生活でもパンや麺類、お菓子類を問題なく食べることができます。

体調不良や、疲労感、肌荒れに悩んでいる人は、まずはグルテンを疑って「グルテンフリー」を実践してみてくださいね。

 

グルテン断ちで体の不調を解消しよう

私も以前までは、パスタやパンなどの小麦食品を普通に食べていましたが、グルテンについて勉強するうちに自分の体の不調とグルテンの問題点がリンクしていることに気がつきました。

食品のなかでも、グルテンはアレルギー物質にもっともなりやすい物質なんです。

前述したようなグルテンアレルギーの症状がひとつでも当てはまる人は、一定期間だけでもグルテンフリーを試してみてくださいね。

グルテンフリーをすることで、長い間悩まされていた症状が解決するかもしれません!

 

おさらい

  • グルテンは食品の中でもっとも体の不調をつくる原因になりやすい
  • グルテンの問題点は主に「腸内環境を悪化させリーキーガッド症候群の原因をつくる」「高糖質」「依存性」の3つ
  • グルテンアレルギーを判断する方法は「遅延型アレルギー検査を受ける」「一定期間小麦食品を断つ」
  • 米粉や米粉麺を使うことで食事のストレスなくグルテンフリーを実践できる

 

参考文献

グルテンの問題点に触れた本の中でもこちらの本がもっとも分かりやすいかと!

グルテンの関連本をお探しの方にとてもおすすめです❤︎

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